新ふるさと百景

時代の流れとともに消えようとしている“ふるさとの素顔、自然、生活、文化、伝承行事”などを映像遺産として後世に伝えます。
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石見根付 その源流と技を訪ねて~島根県江津市~
2018-04-29放送

江戸時代、印籠やたばこ入れを帯から吊るす留め具として作られていた根付。島根県江津市では、かつて「石見根付」といわれる最高級品が作られていた。その魅力とは。

島根県江津市では江戸時代「石見根付」の生産地として知られていた。しつ、評価共に最高級の根付は現在でも貴重な美術品として世界中のコレクターから注目を集めている。明治中期にすたれてしまった「石見根付」を現在によみがえらせたのが、田中俊晞さん(75)。イノシシの牙を少しずつ専用の彫刻刀で彫り、石見地方の自然を牙の上に表現している。江戸時代から続く石見根付の魅力と技に迫る。