東日本大震災で被災した、宮城県女川町のかりんとう工場。
工場は、跡形もなく津波に流されたが、ガレキの中から奇跡的にかりんとう作りに欠かせないミキサーが見つかった。経営者の阿部雄悦さんは、女川から800キロ離れた鳥取県伯耆町を再起の場に選び、震災の3か月後、かりんとう工場を復活させた。
しかし、夢はあくまでも、宮城県女川町での工場の再建だった。
震災から2年4か月の今年7月、ついに、ふるさと女川にかりんとう工場が帰ってきた。震災から再建まで、ふるさとを離れて、工場を再建させた人たちの2年半を追いかけた。