第692回 日本海テレビ放送番組審議会 議事録概要
【開催日時】
2024年7月3日(水)
【開催場所】
松江エクセルホテル東急
【出席者】
番組審議会委員7名 会社側7名 事務局2名
【議題】
イチスペ!「ガマに遺る記憶 沖縄地下壕に見る戦争の実相」合評
〔2024年6月9日(日)16:05~17:00放送〕
激しい地上戦を繰り広げた沖縄で兵隊・民間人が逃げ込んだ地下壕。沖縄の言葉で「ガマ」と呼ばれている。鳥取市に住む清水章宏さんは、20年以上にわたり自費で沖縄へ行き「ガマ」の調査を行っている。そこには軍靴・櫛などの戦時中の遺品が多数眠っている。「ガマ」の自然劣化も進む中で戦争遺跡をどう保存・継承していくのか。終戦から今年で79年。証言者が年々減る中、"もの"を通して戦争の実相を知る・伝える必要性について考える。
【委員の主な意見】
・戦争の証言者が減っていく中で、このような番組を通じて後世に伝えていくことは大切なこと。
・このような活動をしている人が鳥取にいることや、智頭町から出征した旧日本兵の遺品が「ガマ」から見つかったことを番組で初めて知り非常に興味を持った。
・「ガマ」から空を見上げた映像が印象的で、胸に迫るものがあった。
・清水さんが何を最終目標にしているのか、また自費で20年以上も活動を続ける動機が番組から伝わってこなかった。
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