よみがえった海老谷桜~住民とつないだ命~
2017/4/30放送

浜田市三隅町海老谷地区にある樹齢350年の桜が9年前、根元から倒れてしまいました。
この桜を蘇らせようと地区の人たちが立ち上がりました。

島根県浜田市三隅町には「大平桜」「井川の一本桜」など地域のシンボルとなる桜があります。
海老谷地区にも樹齢350年といわれる山桜がありました。
この桜が2008年4月突然根元からたおれてしまったのです。
二日後に近くに移植され花を付けましたが、樹勢はだんだんと衰え3年後にには花も付けなくなったのです。
しかし根元から命を繋ぐかのように若木が芽を出しました。
地域の人たちは老木と若木を大事に世話をしていきましたが、ついに今年、若木を活かすために老木を切り倒さなくてはならなくなりました。
桜の世話を続ける中住民の結びつきはさらに深まっていったのです。


■ナレーター:定常菜都子