妖怪のまちに新たなブロンズ像です。鳥取県境港市の人気スポット・水木しげるロードに178体目となる妖怪ブロンズ像がお目見えしました。その妖怪キャラクターとはー。 大人気のゲゲゲの鬼太郎にマイペースでユニ―クな姿のねずみ男。そして、こわい顔をして魚をくわえるねこ娘。境港市の水木しげるロードには、地元が生んだ漫画家・水木しげるさんが手がけた妖怪キャラクターのブロンズ像が道沿いに数多く設置されています。そして、今回178体目の新たな妖怪ブロンズ像が仲間入りしました。 江戸時代、現在の富山県、越中の立山に現れたという、顔が人で体が獣の妖怪で、アマビエと並ぶ疫病除けでも知られる「クタべ」です。 訪れた人 「レアな(妖怪)キャラだなと思って、厄払いみたいなご利益がある感じですね」 「新しいもの(妖怪)が、時々出てくるのはいいかなと。おもしろい楽しい」 「何か知らないですけど、かっこいいと思う」 この妖怪ブロンズ像は、鳥取県米子市に本社がある建設会社「美保テクノス」が、新型コロナ退散を願って2年前から水木しげるロードへの設置を計画していたもので、このほど境港市に寄贈しました。 美保テクノス 野津健市 社長 「(これからも)同じように疫病退散、コロナ終息。お客さんが多く来てくれればいいと思っていますし、この妖怪像が境港市の観光振興に貢献してもらえればなと思っています」 水木しげるロードは、4月20日の水木しげる記念館のリニューアルオープンも追い風となり、ここ数年激減していた観光客の人出が本格的に回復してきています。こうした中、今回新たに加わった「クタべ」の妖怪ブロンズ像は、まもなく始まるゴールデンウイークにさっそく注目を集めそうです。
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