島根県松江市は3月29日、雲南市でふ化したコウノトリ1羽の死骸が見つかったと発表しました。死骸は回収されましたが、死因は分かっていません。 松江市によりますと、3月28日、松江市坂本町の田んぼで、メスのコウノトリ1羽が死んでいるのが見つかりました。装着されていた識別のための足環の番号から、2019年4月に雲南市でふ化し、6月に巣立った個体であることが確認されました。 3月26日に松江市の住人から島根県に「足が折れたコウノトリがいる」と情報提供があり、県から連絡を受けた松江市が調査を進めていました。26日の時点でコウノトリに異常は見られず、エサを食べていたということです。27日の午前中にも生きているのが確認されていましたが、28日になって死んでいるのが見つかり、死骸を回収しました。死因は不明ですが、目立った外傷はなかったということです。 松江市文化財課は「27日はうずくまる姿を確認していて、衰弱していた可能性もある」と話しています。また、コウノトリの生態から鳥インフルエンザなど伝染病の可能性は低いとみています。 島根県内では時折、コウノトリの死骸が見つかることがあり、松江市内では、2020年1月にもため池の中でコウノトリの死骸が見つかっています。
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