イチスペ
 
島が学校~最後尾から最先端へ~
2015/05/25放送
 

本土から60キロ離れた離島、隠岐諸島。その一つ、海士町は、人口約2400人で主な産業は、畜産業と漁業の小さな島です。かつては、人口減少に苦しんでいましたが、町の生き残りをかけて、定住促進、雇用創出など、様々な取り組みを行ってきました。その甲斐あって、今や島根県で唯一、人口が増えた町として全国から注目されています。
その活力の一つが島前地区で唯一の高校、隠岐島前高校の「魅力化プロジェクト」。夢について考える授業や、地域の問題点を探る授業など独自の取り組みを実施。また、公営の塾を立ち上げるなど、都会にも引けを取らない教育環境を整えました。
その後、生徒数はV字回復。統廃合の危機にあった高校は、9年ぶりに全学年2クラスになりました。この高校の大きな特徴は、生徒の半数が島外出身、いわゆる「島留学」していることです。地元の生徒と島外から来た生徒、時には衝突することもありますが、違う地区の文化を知ることで視野が広がり生徒の成長にも繋がっています。
どこよりも早く日本の課題と向き合ってきたこの島で、高校生は、何を学び、何を感じるのでしょうか?そこから多くの地方が抱える問題解決の糸口を探ります。

 
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